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お知らせ

丹波焼 次代を担う若き8人の作家たち 展示販売会

2021年10月23日更新

イベント開催日: 2021年11月10日(水)~2021年11月14日(日)

イベントは終了しました。

11月10日(水)〜11月14日(日)
10時〜19時
※最終日のみ〜18時迄

【丹波焼とは・・・】

平安時代末期に発祥した日本六古窯(にほんろっこよう)の一つ。
窯が開かれて約800年。温かみのある素朴な「生活容器」を焼き続けています。

作家

市野翔太

丹波焼窯元陶幸窯の三代目として生まれる。
2010年から陶幸窯にて作陶を開始、 2016年、丹波焼青年部『窯』に入会、グループ展などに参加。2019年に京都府立陶 工高等技術専門校卒、2020年に京都市産業技術研究所 陶磁器コースを卒業。
卒業後は市野浩祥のもとで陶芸を学びながら、独自の器の形の探求、新しい釉薬の研究に邁 進している。
2021年には神戸阪急にて三人展を開催した。
現在は、自然あふれる丹波篠山の地で、丹波焼の歴史の重みを感じ、丹波焼でないとできな い表現とはなにか、丹波の土だからこそ作れるものは何かを考えながら、渋い風合いの作品、 丹波土では表現の難しい淡い色調の作品、使い勝手を意識しながらも斬新な
デザインの作 品を追い求め作陶中

市野貴信

2018年京都府立陶工高等技術専門校成形科
(現:京都陶芸大学校)卒業
2019年京都市産業技術研究所本科終了
2019年丹波焼信水窯父陶芸家二代目市野信水氏に師事
2020年グループ窯入会自然豊かな丹波篠山市で丹波焼の窯元に生まれ焼き物の魅力を暮らしの中でより身近に感じてきました。

土の塊から、自らの手で形に起こしていく作業は、土との対話であり時に困難なことであることを感じ経験しながらも思い通りの作品に近いものを作り出せた時の達成感を喜びに感じながら作陶に励んでいます。

作品を形作りながら考えていた色と合うか、この器には、どのような料理が合うのかとイメージを膨らませ、実際に盛り付けてみては試行錯誤を重ねます。

作品に景色を施す釉薬は、自分の目指す色を追求するため一から原料や鉱物を調合しいくつもの試験を繰り返して作り出していきます。調合を施した釉薬は、同じ原料でも、その質の違いや土の種類で焼成後の色が変化するので原料選びから注意深く吟味します。調合を施した全く同じ釉薬でも焼成温度を低いところで止めると釉薬が溶けきることなくマット質の白色で仕上がったり高いところまで温度を上げると釉薬が溶けきり、光沢のある白色で仕上がるものもあります。
温度調節の違いで作品に触れた時の手触りや雰囲気も異なり、釉薬調合という作業は、調合後の可能性をも無限に見い出してくれます。
器を手にした時の持ちやすさであったり愛着の湧く形かどうか手に触れた質感にも1つ1つのデザインにこだわりを持ち作陶しています。

普段の食卓で、お料理をより一層彩るような温かみのある作品を作り出して行きたいです。

岩佐継也

1994年 京都に生まれる。 2017年 京都府立陶工高等技術専門学校卒 2017年 丹波の窯元に弟子入り 2021年 現在、修行中 私は幼い頃から物作りが好きで、デザイン系の専門学校に進学しました。その在学中に友人と行った陶芸体験で初めて轆轤に触れ、土で器を作ることに興味を持ちました。 そして、陶芸の基礎を学びたいと思いデザインの専門学校を卒業後、京都府立陶工高等技術専門学校に入学しました。 陶芸を学ぶことはとても楽しく、今まで何をしても続かなかった私が、生まれて初めて熱中できることを見つけられたと思えるほどでした。そして将来は器を作る作家として生きていきたいと思うようになりました。 京都府立陶工高等技術専門学校を卒業後、焼き物の産地でもっと専門的な知識や技術を学びたいと思い、たまたま学校に来ていた丹波焼の産地にある窯元の求人を見つけ、そちらで勉強させていただくことになりました。そして現在に至り今年で5年目になります。 最近では自分の作品を作陶しています。同じ形、同じ釉薬でも手づくりならではの歪みや発色の違いがあり「全てが一点物」をテーマに作陶しています。 私は荒い土の器が好きで、2種類の荒い土をブレンドした土を使っています。釉薬では織部釉という緑色に発色する釉薬が好きで、何パターンもの配合を試し、蒼い炎が燃えているような発色にたどり着きました

酒井麻衣

山口県山口市生まれ。高校卒業まで山口で過ごした後、京都精華大学デザイン学部に入学。 プロダクトデザイン学科を専攻しライフスタイルに関わる
デザインについて幅広く学ぶ。 大学卒業後は働きながら陶芸を習うも本格的に技術を
身につける為、京都陶工高等技術専門校成形科に入校。 陶芸の基礎をんだ後、丹波焼作家「仲岡信人」に師事。
現在に至る。 2019 第8回そば猪口アート公募展 入選。
クラフト市にて出店も行う。  はじめまして、さかいまいです。
私は子どもの頃から絵を描いたり物を作ることが好きでした。小学生のときに家族で体験した陶芸体験が楽しくて、
嬉しくて、その時に自分で作ったカップをずっと使い続けていました。そんな、記憶に残る体験を届ける人になりたいと思い日々作陶しています。
今は、植物や動物など、いきものの可愛らしさや魅力を感じさせる作品が好きです。テーブルウェアを中心に、皆様の生活におじゃまして毎日使いたくなる器を目指して制作しております。 私の作品が皆様の生活の彩りと少しのゆとりとなれば幸いです。
 

栄井希里

1991年京都市生まれ。2018年ごろ、ドイツにワーキングホリデーで滞在し、自宅で陶芸を始める。2019年、日本に帰国し、陶工高等技術専門校に入学。2021年丹波の丹文窯に弟子入り。
 ドイツに滞在していた時、手作り市などに行ってみると、自分の知らない、日本の陶芸に影響を受けた作家さんたちをたくさん見かけました。日本人である私はあまり意識をしていませんでしたが、日本のことが好きな外国の人はたくさんいて、日本の楽焼という手法が海外では広まっており、Japanese RAKUとして器を作っているのを見たのが、日本の陶芸に目を向けるようになったきっかけだったように思います。それは私の知らない日本の文化が目の前にはっきりと表れた瞬間でした。
 もともと、料理やコーヒーを作ることが好きでした。そして何かを一から作るのが好きだった私にとって、土という原始的な素材から作るやきものは私の感性や考え方にとてもあっていました。
 さまざまな陶芸を勉強する中で、自然の薪の炎で焚く窯焚きに感動しました。現在は独立時に薪窯で陶芸をすることを目標に丹波で弟子入りしています。丹波は現在でも伝統的な登り窯で窯焚きする歴史ある陶芸の産地です。
 現在は窯元で働きながら、丹波の登り窯に自身のものを少しずつ入れてもらっています。また空いた時間に自身のものを作り、普段は使いやすく、かつ自然に近しい器づくりを目指し作陶しています。

清水辰弥

1993 年、兵庫県丹波篠山市に生まれる。
2015 年、高知大学人文学部人間文化学科卒業。
2020 年、京都府立陶工高等技術専門校総合コース修了。2021 年、京都市産業技術研究所陶磁器コース修了。
現 在、丹波篠山に戻り父と共に炎丹久窯にて作陶中。

作品のコンセプトとして、様々な釉薬や技法・装飾を駆使し、少しでも「かわいい」「かっこいい」 「使いたい」と感じていただけるようなデザインになるよう工夫をしています。
独自に配合した銅の緑 マット釉を用いたマグカップや、藍色の上に白い釉薬をスパッタリングしたような皿など、どちらかと いうとシンプルなデザインが多く、そのうえでオリジナリティーのある器を制作しております。陶芸を 始めてまだ日は浅いですが、毎日土と向き合い時折格闘しながら、普段使いしやすく食卓の名脇役と して愛される器を目指して、日々作陶に取り組んでいます。  
器はろくろでの成形から焼成後の磨き上げまで、一つ一つすべて手作業で仕上げておりますので、 それぞれ釉薬の表情や質感などが異なります。
じっと見ていても飽きが来ない程の景色・魅力がきっと そこにあります。手づくりのあたたかみを感じて頂くためにも、是非一度お手に取ってご覧くださいま せ

高橋 瞳

1981年 兵庫県神戸市生まれ。幼い時から大工の父親の影響で絵を描いたり、物を作ることが好きでした。22歳の時に趣味で陶芸を習い始める。土で作る楽しさと難しさ、出来がった時の嬉しさにどんどんはまる。
2004年 陶芸教室ゆう工房で陶芸講師として勤務
2008年 結婚。その後3人の子供を出産。子育てをしながら再び陶芸教室で働く
もっと陶芸の技術を身に付けたいと思い京都の訓練校に入学
2017年 京都府立陶工高等技術専門校卒業
2017年 丹波立杭焼 雅峰窯で勤務
2019年 自宅工房にて作陶

自身のブランド HITOÜNICO(ヒトウニコ)で活動しています。
(→https://aboutme.style/hitounico)
「陶芸を通して自然とライフスタイルそして人を繋ぎ、みんなを笑顔にする
をコンセプトに使いやすさにこだわり、カラフルで心がわくわくするような器やアクセサリーを一つ一つ手作りで心を込めて製作しています。

また陶芸体験教室も随時開催しております。土は自然素材ですので、小さいお子様からご年配の方まで幅広く安心して製作して頂けます。

日常ではなかなか触れる事のない土からONLY ONEの器を作る楽しさをぜひ体験してみてください。

こんなご時世ですが、日々の生活に彩を添えて、みなさまが笑顔になっていただけるように願っております。

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若生沙耶香

京都伝統工芸大学校陶芸専攻卒業。 陶芸教室の講師に2年間就職したものの、自らの作品を
作り出したいという思いから
2019年より日本六古窯の一つである丹波焼を制作する
清水万佐年氏に師事 2020年宝塚阪急百貨店二人展、千里阪急百貨店四人展開催。
2021年宝塚阪急百貨店二人展、東京都国立市にて個展、
東京都銀座にてグループ展開催。
現在は弟子として丹波焼の窯元にて腕を磨きながら、
独立を目指し個人での制作活動を行っています。
白と黒のシンプルな器にモダンな装飾を施し、日々の
暮らしや特別な日にも使えるデザインを心掛けています。
アンティーク調の器に和柄を取り入れたりと、
東洋と西洋が融合したような美しさを追究してきました。 モノトーンなお皿とは対象に、カップ等には鮮やかな
色を使い、食卓のアクセントになるよう制作しています。 器には、陶土と磁土の中間にある半磁土とよばれる
土を使用しています。
その性質を活かすことで、陶器の柔らかい印象と磁器の
繊細さを含んだ、見た目だけでなく丈夫で使いやすい器に
仕上げています。