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~2024 新春スペシャル「弦楽デュオの愉しみ」~清永あや(ヴァイオリン)&増田喜嘉(チェロ)コンサート

2024年1月08日開催

2024年新春スペシャル第2弾!ヴァイオリンとチェロのスペシャルデュオコンサートが開催されました!

演奏してくださったのはヴァイオリニストの清永あやさんと、チェリストの増田喜嘉さん。

コンサートは開演前から立ち見のお客様であふれかえるほどの盛況ぶりで、美しい音色に思わず足を止めてしまうお買物中の方もたくさんいらっしゃいました。

力強くも繊細で、息のぴったり合ったハーモニーは、小さなお子さんからご年配の方まで、一人一人の心に届いたようです。



お2人とも兵庫県神戸市出身で、現在はカリフォルニア州に在住しています。

アメリカの留学中に出会ったお2人は、日本人同士で意気投合し、友人となったそうです。すると、いろいろなお話をしている過程で、なんとご実家が徒歩15分の範囲内にあることが判明します!

不思議なご縁を感じたお2人は、それから「1年に1回は地元・神戸で2人のコンサートを開催しよう」と約束しあったそうです。

今回のような素敵なコンサートが実現した背景には、そのような奇跡の出会いがあったのですね。

 

お2人のデュオから始まったコンサートは、圧巻そのもの。

力強い音色が鳴り響いた瞬間、会場の空気は一変します。

誰もがその迫力に心を奪われ、目を輝かせていました!



続いて始まったのは、増田さんのソロパートです。

現在、チャップマン大学・ホールムスコ音楽院・弦楽科長、助教授を務め、後進の育成にも力を注ぐ増田さん。

近年では日本での演奏活動も広げていて、コアキタマチのクリスマスコンサートにも登壇して頂きました。

作曲家としても演奏家としても知られるP.カザルスが「世界平和」を訴えるために作った楽曲『鳥の歌』。カザルスが故郷のカタルーニャを想ってしたためたこの曲を、増田さんもご自身の地元である神戸で披露してくださいました。

平和への祈りが込められたチェロの美しく優しい音色は、訪れた方々の心に強く響いたようでした。



そして、清永さんのソロパートの時間がやってきます。

清永さんは神戸からロンドンへ留学し、大学卒業後、南カリフォルニア大学の大学院へ進学されました。国内外の数々のコンクールで栄誉ある賞を数多く受け、華々しいキャリアを築いている国際派ヴァイオリニストのお一人です。
現在では、前米3大オペラの1つであるサンフランシスコオペラのオーケストラの一員として活躍しています。

演奏していただいた『ヴァイオリンのためのソナタ』は、本来は大人数の奏者が集まって演奏するはずのもの。しかしながら、清永さんの力強く、かつ軽快な音色はそんなことを感じさせません。

1台のヴァイオリンから紡がれているとは思えないほどの、重厚感のあふれる素晴らしい演奏でした!



そして、最後はもう一度お2人のデュオ演奏が披露されました。

ラヴェルの作曲した『ヴァイオリンとチェロのためのソナタ』は、まるでお2人のためにあるかのような楽曲です。

演奏が終わった後も興奮冷めやらぬお客様からは、アンコールのリクエストが鳴りやみませんでした。

 

同じ神戸出身の演奏家として国際的なキャリアを歩み続ける清永さんと、増田さん。

お2人のさらなるご活躍に、乞うご期待です!


 

〈演奏曲リスト〉

・ヘンデル=ハルヴォルセン/パッサカリア
・J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲 第1番 プレリュード
・P.カザルス/鳥の歌(無伴奏チェロ)
・S.プロコフィエフ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
・M.ラヴェル/ヴァイオリンとチェロのためのソナタ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、昨日に引き続き、コンサート終了後には令和6年能登半島地震 災害支援緊急募金に多くの方にご協力いただきました。

非常に多くの方にご協力をいただき、心よりお礼を申し上げます。

この度は亡くなった方のご冥福を祈りつつ、被害にあわれた方々が一刻も早く日常を取り戻せるよう、協力を惜しまない所存でございます。

募金箱は今後もセントラルコートに設置しておりますので、1人でも多くの方にご協力いただけますと幸いです。

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